産地と抽出法とプロポリス

蜂にも様々な種類が存在しますが、プロポリスを生産するのは、なんと「西洋蜜蜂」だけなんです!
日本蜜蜂と西洋蜜蜂を比べてみると、生態が全然違うことに驚きます。

蜂蜜やミツロウを生産するのは日本蜜蜂で、病気にかかりにくく養蜂の場合も管理が比較的簡単です。
大人しい性格でスズメバチと対峙する場合は集団で戦います。
しかし、一匹の働き蜂が一生の間に集める蜂蜜はティースプーン1杯分と言われていて、群れの数も少ないのでたくさんの日本蜜蜂を飼わないといけないですし、そのため蜜の価格が高くなります。

一方、西洋蜜蜂は病気にかかりやすく、攻撃的な性格をしているため養蜂の際も管理が大変です。
スズメバチに対しても果敢に1対1で挑むようです。
日本蜜蜂の5,6倍の蜜を集めて一年に何度も蜜を集めることができるので、日本蜜蜂よりも蜂蜜はたくさん取ることができます。
そのため蜂蜜の価格も比較的安いです。
それでもプロポリスを作ることができるのは西洋蜜蜂だけ。どちらの種類もすごいんです!

西洋蜜蜂は「西洋」と言っても様々な国で採集されています。
ブラジルが有名でイギリス、イタリア、アルゼンチン、ウルグアイ、エジプト、ハンガリー、オーストラリア、ルーマニア、ブルガリアなどです。
日本国内においては研究用として採集されているようです。

中でもブラジルでのプロポリス生産量は断トツで、アフリカナイズドミツバチという種類の蜂がいるからだそうです。
アフリカ蜜蜂と西洋蜜蜂の交配により生まれた品種で、巣を守るためのプロポリスを大量に生産します。

プロポリスの抽出方法は案外簡単なようで、一般家庭でもできるそうですよ!
巣箱には喚起窓がありネットが張られています。数か月でネットにびっしりとプロポリスで埋められ、これを精製します。
粘着質のプロポリスをこそぎ取るようにして集めていくと不純物が混ざっていますのでエタノールで分けていきます。
ゴミや毛などの物質を洗うようにエタノールで浸していくと黄緑色のような液体になります。
これを濾し布でろ過してできた液体がプロポリス溶液となります。
エタノールはアルコールなので揮発させれば固体になります。
エタノールを含んだままであれば殺菌力が高まりますので常温でも保存ができるようです。
数か月しないとプロポリスの塊を巣箱から取り出すことができませんので、精製するのは簡単でも、やはり貴重な成分と言えそうです。
また、プロポリスの副作用についても参考にご覧ください。